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高血圧が原因で発生する合併症について

2019年09月11日

高血圧とは血圧が高くなる位にしか思っていない方も多いです。
高血圧単体ですと自覚症状も薄く、特に生活に困る事はありません。
しかし恐ろしいのは高血圧によって引き起こされる合併症です。
様々な病気が血圧が高いと発生するリスクがあります。

なぜ合併症が起こるのかと言うと、血圧が高いという事は心臓に大変負荷がかかっているという事です。
また血管の壁にも高い圧が加わっているのでダメージを与え続けている状況と言えます。
血管が傷付いたり動脈が硬くなる事で様々な病気を引き起こしてしまうのです。
こうした背景から起こる合併症では、高血圧性心肥大というものがあります。

血管が硬くなって血液を送りにくい状況でも、送る役目を担う心臓はなんとしても血液を全身にと頑張ります。
それだけ大きな力が必要なので心臓は大きくなります。
これが状況に対応し嘔吐肥大する高血圧性肥大であり、この状態になると心不全・心室性不整脈・狭心症・心筋梗塞の発症リスクを高めます。
心臓以外に重篤なのが脳血管系の合併症です。
脳梗塞や脳出血といった脳障害は血圧と深いかかわりがあります。

血圧が安定していると予防する事が出来ると言われているのですが、上記の様に動脈硬化等が起こる事で血管が破れやすくなったり詰まりやすくなってしまいます。
それにより脳出血や脳梗塞が引き起こされるのです。
さらにこの場合、糖尿病や腎臓病を患っていると発症リスクを高める事になります。
高血圧は動脈硬化を誘発し、傷ついた血管内ではコレステロール等が傷に溜まっていき脳にも心臓にも悪影響を及ぼします。

現在、高血圧の患者は全国に多いですが、初期では無自覚なので治療を始めない方も多いです。
早めに受診して内服療法で血圧は安定させることがあります。
常に必要な意識は高血圧だけが怖いのではなく、高血圧は合併症を引き起こす要因である事を意識する事が大切と言えます。
会社員では健康診断があるので、医師から注意を受けたら放置せず、重篤化を防ぐ様に早期に受診する事が推奨されています。

糖尿病かつ高血圧の場合は動脈硬化に注意!

動脈硬化は、動脈が固くなる、狭くなることで血液が正常に流れなくなる状態のことをいい、重大な疾患を脳や心臓に引き起こす可能性があり、極めて注意が必要な症状です。
近年とくに動脈硬化を引き起こす要因となっているのが、生活習慣病の代表ともいえる「糖尿病」「高血圧」です。
高血圧では、血管の内側に高い圧力がかかった状態が続いています。

血管はその圧力により徐々に傷つき、その傷にコレステロールなどが蓄積して、血管は徐々に狭くなっていきます。
また高い圧力に耐えようと血管の壁が厚くなり、血管は柔軟性を失うとともに、より狭くなってしまいます。
このような影響により高血圧によって動脈硬化が進行していきます。

高血圧による血管異常は、初期にはほとんど自覚できないため見過ごされることが多く、気付いたときには心筋梗塞が起きる寸前だった、ということにもなりかねない恐ろしい病気です。
また糖尿病も合併症として動脈硬化を引き起こす疾患です。
糖尿病により血液内の血糖値が高くなると、血管の内膜にプラークと呼ばれる蛋白質の塊が付着するようになり血管を狭めてしまいます。

とくに糖尿病によって生じる動脈硬化は、糖尿病の初期段階(糖尿病予備軍)でも合併して発症することが多い症状であるため、できるだけ早い段階での発見が大事な病気となっています。
しかし糖尿病も高血圧と同様、その初期の段階ではほとんど自覚症状が現れない疾患であるため、その潜在患者数に対して実際に治療を受ける人が非常に少ないという現状があります。

定期的な健康診断を受けるなど、事前の予防対策が大切です。
最近の研究によれば、動脈硬化の進行には、「食前」における血糖値より、「食後」の血糖値の影響が深く関与しているというデータがあります。
そのため食後血糖値をより重視した血液検査を行うことが推奨されます。