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高血圧治療にはノルバスクが多く使われる

2019年06月06日
笑顔の女性の医者

高血圧治療薬の中でも特に代表的な降圧剤として知られるノルバスク。
有効成分アムロジピンベシル酸塩の働きで血管を収縮させるカルシウムイオンが血管壁に流入する前に阻害して血管を拡張し血圧を下げます。
ノルバスクと同様のメカニズムで血圧を下げる降圧剤はカルシウム拮抗薬というグループです。
優れた降圧効果と副作用の少なさによって高血圧治療で最初に処方される第一選択薬とされており、その中で最も処方数の多いのがノルバスクです。
1日1回の服用で24時間以上安定して効き目を持続させ、価格が安いという魅力もあります。

ノルバスクはカルシウム拮抗薬の中でも比較的新しい第3世代に属し、初期世代の問題点を改良して登場した降圧剤ということで、さらに安全性が高い高血圧治療薬として信頼されています。
カルシウム拮抗薬はカルシウムイオンの流入口となるカルシウムチャネルをブロックして効果をあらわします。
L型・T型・N型と3種類あるカルシウムチャネルのうちノルバスクは血管にあるL型を選択的に阻害するという特徴を持ち、他の働きを担うT型とN型への影響が抑えることで副作用を起こしにくい降圧剤として開発されました。

ノルバスクの血管拡張作用は心臓の冠動脈も有効に拡張させることから、狭心症の治療にも役立てられています。
狭心症は心臓に栄養を送る冠動脈が狭くなったりけいれんするなどして血液が心臓に送られにくくなって起こる病気です。
ゆっくりと効果をあらわし始めて長時間安定的に作用するノルバスクの場合、狭心症の発作など急性期の治療には向いていない面がありますが、発作を予防することに効力を発揮する薬です。

グレープフルーツとの相互作用で血圧が下がり過ぎるという副作用が心配されるカルシウム拮抗薬ですが、ノルバスクは比較的影響を受けにくい降圧剤と言われています。
それでも他のカルシウム拮抗薬と同様にグレープフルーツやスウィーティー、はっさく等は控えるべき柑橘類となっており、影響の無い温州みかんやオレンジ、レモンを摂る方が安全とされています。
他の持病がある人は医師とよく相談してノルバスクと飲み合わせの悪い薬に注意することも大切です。

ノルバスクは副作用の発生が少ない

高血圧の人が服用をする血圧を下げる作用のある薬には色々な種類があります。
しかし、一時的に血圧を下げるだけで済む病状の場合と持続的に血圧を下げる必要がある病気とでは使用する降圧剤が違ってきます。
一般的に高血圧と診断がついた人の多くは、持続的に血圧をコントロールすることが重要になってくるタイプになります。
そういった場合には、長期間にわたって血圧の薬を服用することになるので、副作用が出にくいということが大きなメリットになります。

ノルバスクはアムロジピンという成分を主成分としており、薬の効果が穏やかにあらわれることが特徴で、副作用も少ないために長期的に使用することに非常に適しています。
ノルバスクが多くの人に愛用されているのはそういったメリットがあるからで、実際に使ってみて使い心地が良いということで、その後も長期にわたって服用を続ける人が多いようです。

ノルバスクは効果が穏やかに出て長時間持続するという点も人気があります。
また、血圧の薬は急激に効き過ぎると血圧が変動することでめまいなどの副作用が出やすくなります。
しかしノルバスクは穏やかに効き始めるため、血圧の変動が起こりにくいという良さがあります。
持続時間が長いため1日に何度も服用をする必要がないというところも人気がある理由で、長く飲み続けていく時に煩わしさが少なくて済みます。

しかし、別の点で注意しておくことがあります。
ノルバスクを服用している期間はグレープフルーツなどの柑橘類との相互作用には気をつけて過ごさなくてはいけません。
食べ物との相互作用はつい忘れてしまうことがあります。
もしも同時に摂取してしまい、ノルバスクの効果が薄れてしまうと血圧が適正に保たれなくなってしまうので、しっかりと注意をしておきましょう。