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高血圧治療薬のアダラートを紹介

2019年06月21日
患者を診る医者

高血圧治療薬のアダラートはカルシウム拮抗薬というグループに属する降圧剤です。
有効成分ニフェジピンが血管平滑筋にあるカルシウムチャネルをブロックし、血管を収縮させるカルシウムイオンの流入を阻止して血管を広げて血圧上昇を防ぎます。
アダラートは1976年に発売された初期タイプから改良を重ね、アダラートL錠を経て、現在では初期で起こりやすかった副作用を抑え、効き目が長く続くアダラートCR錠が多く処方されるようになっています。
アダラートは脂質や血糖、尿酸などに影響しにいため、他の持病もある高齢者の高血圧治療にも適した薬です。

アダラートを含むカルシウム拮抗薬は血管に直接働きかけることで降圧効果をもたらします。
しかし、その血管拡張作用は心臓に栄養を送る冠動脈の拡張にも有効なため、狭心症の治療にも使われています。
血液が固まる作用を抑える効能も持つアダラートは血管内に血栓ができるのを防ぐ効果も持つことから、狭心症の改善や心筋梗塞の予防にも役立つ薬となっています。

カプセルや錠剤など幾つかの種類があるアダラートはその剤型によって服用方法が異なります。
処方された際は医師や薬剤師の指示を守ることはもちろん、用法用量や注意事項をしっかり確認しておく必要があります。
特にL錠・CR錠・カプセルのすべてにおいて粉砕して服用したり、口の中でかみ砕いて飲むことは禁じられています。
L錠やCR錠は有効成分がゆっくりと溶け出して穏やかに作用するよう製剤されていることから、それを砕いてしまうと薬が早く吸収され過ぎて副作用の心配が出てしまうため、正しい服用方法を守ることが大切です。

他のカルシウム拮抗薬と同じようにアダラートもグレープフルーツとの相互作用で血圧が下がり過ぎる副作用が生じることからグレープフルーツやスウィーティー、はっさくや夏みかんなどの柑橘類の摂取は不可とされています。
グレープフルーツ等に含まれるフラノクマリン類が薬を分解する酵素の働きを阻害するためです。
その働きは長く続くため時間を空けても影響を受けてしまうとされます。
他の降圧剤や利尿剤など飲み合わせ注意の医薬品も多いため、市販薬利用の際も医師や薬剤師に確認しておく方が安心です。

アダラートは効果が安定して持続する薬

ニフェジピンを主体としたカルシウム拮抗薬アダラートは、高血圧の治療が主な目的ですが、血栓ができるのを予防することが可能なため、循環器系疾患の治療にも多く用いられています。
さらにこのアダラートには、効果が安定して持続するという特徴があります。

ですから成人の場合、1日1回、あるいは2回の服用で十分な効果を得ることができます。
また予後改善効果といって、長生きができる効果も期待されています。
その一方で粉砕して飲んだり、あるいはかみ砕いて飲むといった服用方法は禁物ですので、必ず医師や薬剤師から指示された服用方法を守りましょう。

それからもしアダラートを飲み忘れた場合ですが、2回分を一緒に飲むことは避けてください。
自己判断で飲むのを止めたり、量を減らしたりするのもやめましょう。
同じアダラートでも、薬によっては3回服用することもありますので、その点に十分に気をつけておくようにしましょう。

もちろんアダラートは薬品ですので、副作用が起こることもあります。
一般的には顔のほてりや頭痛、めまい、動悸や歯肉の腫れなどが見られます。
稀にめまいやふらつきなどの血圧低下に伴う症状、発疹、発熱に加えて内臓疾患の症状、たとえば食欲不振や吐き気、黄疸に似た症状が出ることもあります。
副作用と思われる症状が出た時は、必ず病院へ行きましょう。

それから元々内臓疾患や心臓疾患がある人、妊娠20週未満の人、アレルギーのある人などは、必ず医師にそのことを伝えてください。
アダラートは効果の高い薬ではありますが、服用方法が正しくなかったり、持病があったりする場合、薬や食物との飲み合わせや食べ合わせによっては、効果を十分に発揮できないことがあります。
場合によっては、効果を全く感じられないということもあるからです。